問題集と参考書どっちを先にやればいい?取り組む順番と注意点を徹底解説!

悩む人

問題集と参考書ってどっちを先にやるのが正解なの?

このような悩みで手が止まっていませんか?

一般的には、参考書を読んだ後に問題集の問題を解くのが主流ですが、「まずは過去問から取り組むべき」と言われているケースもあります。

どうせ同じ問題集と参考書に取り組むなら、効率的に進めたいですよね。

そこで、今回は

問題集と参考書の取り組む順番と注意点について、わかりやすく解説していきます!

本記事は以下のような人におすすめです!

  • 問題集と参考書のどちらを先にやればいいかわからない。

手っ取り早く結論から言うと、

問題集→参考書の順番で勉強することが最も効率的です!

しかし、問題集→参考書の順番で勉強する際には3つの注意点をしっかりカバーする必要があります。

かんた

この記事を読んで、問題集と参考書を使いこなして効率よく勉強できるようになろう!

目次

問題集と参考書の役割とは?

まず最初に、問題集、参考書それぞれの役割について整理しておきましょう。

  • 問題を「解ける」力が身につく
  • レベル別に分かれている
  • 明確なゴールがある
  • 内容を「分かる」力が身につく
  • わかりやすく書かれている
  • 詳しいことまで書かれている

それぞれについて、確認していきましょう。

問題集の特徴と役割

・問題を「解ける」力が身につく

問題集はその名の通り問題が集まったものです。

問題集の中の問題を解けるようにすることで、問題を解く力が身につきます。

この問題を解く力を勉強では「アウトプット」といいます。

つまり、問題集を解くことでアウトプット力を鍛えることができるのです。

・レベル別に分かれている

多くの問題集が、基本問題→応用問題→発展問題といったようにレベル別に分かれています。

レベル別に分かれていることで、自分のレベルに合った問題から学習を進めることができます。

・明確なゴールがある

問題集に出てくるような問題には、必ず「正解」「不正解」があります。

問題集のゴールは「問題に正解すること」であるため、ゴールが非常に明確です。

1つ1つ問題に正解することで1つ1つゴールを達成していくことができるので、モチベーションの向上にも繋がります。

参考書の特徴と役割

・内容を「分かる」力が身につく

参考書は、単元ごとの内容が詳しく書かれています。

特に、定義や原理といった基本事項が書かれています。

よって、参考書を読むことで「分かる」力が身につきます。

このない夜を理解することを勉強では「インプット」と呼びます。

・わかりやすく書かれている

参考書の特徴として、誰が読んでも理解できるようにわかりやすく書かれています。

具体例やイメージを用いてわかりやすく書かれていることが多いため、わかりやすさには定評があります。

・詳しいことまで書かれている

参考書は網羅性が非常に高いことが多いです。

1つのトピックについて詳しく書かれていたり、他の事象と関連付けられて深いところまで解説していたりします。

なので、内容の本質的な理解には参考書が必須です。

問題集と参考書はそれぞれ違った特徴を持っています。

これらの特徴を最大限活かしつつ、効率的に勉強を進める方法の鍵は取り組む順番です。

問題集→参考書の順番が最も効率的!?

問題集と参考書をセットで進めていく場合、問題集を先にやって後から分からないところを参考書で確認する「問題集→参考書勉強法」が最も効率的です。

この「問題集→参考書勉強法」は、「解ける→分かる」の順番で勉強を進めて行く方法です。

この「解ける→分かる」で勉強を進めていくことには主に3つのメリットがあります。

最重要項目である「解ける」力が身につく。

問題集→参考書の順番で進める1つ目のメリットして、「解ける」力が確実に身につくということが挙げられます。

テストや試験において、最終的なゴールは何でしょう?

それは、与えられた問題を「解ける」ようになることです。

問題が解ければテストの点数は着実に上っていきます。

参考書→問題集の順番で学習するときの1番多い失敗例として、「参考書をやっていたら問題集に手がつけられなかった。」というケースです。

せっかく参考書をみっちりやっても、テストで問われるのは問題であるため問題が解けなくては意味がありません。

なので、問題集→参考書の順番で勉強することは、成績UPの観点において非常に効率的で理にかなっているのです。

レベル別に分けて学習できる。

勉強に限らずどんなことにも共通するのですが、基礎→応用の順番で攻略していくことが大切です。

例えばスポーツでも、バットにボールが当たらないのにいきなりホームランを打つ練習をする人はいないと思います。

それと一緒で、勉強も基本問題が解けないのに応用問題を解こうとしても意味がないのです。

問題集の特徴として、「レベル別に分かれている」ということを挙げました。

問題集はレベル別に分けて問題設定してくれているため、確実に基礎→応用の順番で勉強していくことが可能です。

この、基礎→応用の順番で学習することが勉強効率を最大限高めるポイントなのです。

明確なゴールが見える。

皆さんは参考書や教科書を使って勉強している時、次のような不安を覚えたことがないですか?

悩む人

テスト勉強で教科書を読み込んでるけど、テストになっても解ける気がしない…

悩む人

参考書の内容をノートにまとめてるけど、これって意味あるの?

これらは、実際私が参考書や教科書から勉強してたときに思っていた疑問でもあります。

このような疑問を抱えてしまう理由は、参考書や教科書には「明確なゴールがない」からです。

問題集の特徴としてあげた「正解」「不正解」がわかりやすい、というものがまさにこれに直結します。

教科書や参考書は「理解した」と思っても、実際にそれを確かめる方法がありません。

しかし、問題集は「問題に正解した」という明確なゴールで、勉強ができるようになっていることを実感することができます。

この、「明確なゴール」は勉強を継続的に進めていくうえでも非常に重要になってくるのです。

これらのことから、「問題集→参考書勉強法」が有効的な勉強方法であることは分かったと思います。

では、実際にどのように勉強を進めていくのか、勉強方法について解説していきます。

「問題集→参考書勉強法」のやり方4ステップ

「問題集→参考書」は以下の4ステップで勉強していきます。

①問題集の問題に取り組む。

まず最初に、問題集の問題に取り組みます。

取り組む問題は自分のレベルに合った問題にすることが大切です。

かんた

最終的に応用問題まで解けるようになりたくても、最初は基礎問題から始めること!

先に問題を確認することのメリットとしては次の2つが挙げられます。

  • 先に問題を確認することで、何が問われているのかを把握できる。
  • 問題を解けるようになる、という明確なゴールが見て取れる。

②解答を確認する。

問題に取り組んだら、自分の解答が合っているか解答を見て確認します。

悩む人

急に問題に取り組んでるんだから、合ってるわけ無いじゃん💢
そもそも、分からないから問題に全く手がつかないよ…

確かに、初見の問題は解けないことが大半だと思います。

しかしここで注意してほしいことは、解けなかった問題でも解答を確認していい、ということです。

一発目から自力で解ける必要なんて全くありません。まずは解答を確認して、この問題の解き方を理解しましょう。

③分からない箇所を参考書(教科書)で確認する。

問題の解答を確認すると、その解答の中で分からない箇所が出てくると思います。

ここで初めて、参考書や教科書の出番です。

分からないところを参考書や教科書で調べます。イメージとしては辞書のようにして使うといいです。

参考書の特徴として「わかりやすく書かれている」「詳しいことまで書かれている」がありました。

参考書や教科書で、解答の「分からないところ」を分かるようにしましょう。

④問題集の問題を解けるようにする。

参考書や教科書を使って分からないところを確認したら、もう一度①で取り組んだ問題に取り組みます。

解答で解答の手順を確認して、参考書や教科書で分からないところを確認したので、それらを組み合わせて自力で解答を作っていきます。

悩む人

私はダメダメだから解けなかった…

この段階で解けなくても全く問題ないです。

解けなかった場合、②~④の行程を繰り返します。

1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と少しずつ分からない箇所が減ってくると思います。

なので、これを繰り返していけば行くほど負担は減っていくのです。

そうして、自力で問題が解ければゴールです。

「問題が自力で解けた」となれば、できるようになったと実感することができ、勉強を続けていくモチベーションもアップすると思います。

以上が「問題集→参考書勉強法」のやり方4ステップです。

おさらいすると、

  • 問題集の問題に取り組む。
  • 解答を確認する。
  • 分からない箇所を参考書(教科書)で確認する。
  • 問題集の問題を解けるようにする。

となります。

「問題集→参考書勉強法」の注意点と解決策

この問題集→参考書勉強法にも3つの注意点があります。

注意点①:理解度に欠ける。

実は、「問題が解けた」=「完全に理解した」が必ずしも成り立つとは限りません。

同じような問題でも、違う視点から問われると解けなかったという経験をしたことがある人もいると思います。

問題集の問題が解けても、その項目について完全に理解した分けてはない場合があることに注意しなくてはなりません。

注意点②:網羅性に欠ける。

問題集の問題は、網羅性に欠ける場合があります。

参考書や教科書はつながりがあって網羅的に解説されていますが、問題集は1問1問分けられてる分、網羅性に欠けることがあります。

問題集の問題だけをやっていた場合、参考書や教科書に書かれていた内容でカバーしきれていない範囲がでてきてしまうリスクがあるのです。

注意点③:応用力に欠ける。

テストに出る問題が必ずしも問題集の問題と一緒の問題とは限りません。

そうなると、初見の問題でも解ける能力が必要になってきます。

「問題集→参考書勉強法」では何度も繰り返して解けるようになるため、初見の問題への対応力が落ちてしまうリスクがあるのです。

これら3つの注意点を補う解決策を2つ紹介します。

対策①:多くの問題を解く。

多くの問題と大雑把にまとめましたが、ここでは具体的に類似問題を指します。

類似問題は、同じような問題を違う視点から出題したものが多いです。

なので、類似問題を解くことでその問題のないように対する理解度をアップさせることができます。

また、類似問題は以前解いた問題と似ている事が多いので、初見の問題への対応力をつけることもできます。

対策②:レベル別で学習する。

基礎→応用→発展のように、レベル別で分けて学習することは有効な解決策です。

ここで重要になってくるのは、基礎が定着したら応用問題もやるということです。

応用問題には2つのメリットがあります。

  • 応用力が身につく。
  • 網羅性をアップさせる。

まず、その名の通り応用問題をやることで応用力が身につきます。

また、応用問題はいくつかの基本問題の知識を持ち合わせて解く必要がある場合が多いです。

すると、基本問題同士の間を応用問題で埋めることができ、結果的に網羅的に学習することができます。

このように、2つのポイントを意識することで「問題集→参考書勉強法」の短所を補うことができるのです。

  • 多くの問題を解く。
  • レベル別で学習する。

まとめ

今回は、問題集と参考書の取り組む順番とその注意点について解説しました。

本記事の重要事項は以下のとおりです。

  • 問題集→参考書の順番が最も効率的

「問題集→参考書勉強法」は成績アップに非常に有効で効率的なので、ぜひ皆さんも実践してみてください。

下記SNSにて、情報発信&質問対応を行っています。
質問については、本サイト内の内容に限らず勉強の相談等なんでもOKです。
本サイト運営者のかんたが直接お答えしております。お気軽にお問い合わせください!
X(旧Twitter)
LINE
Instagram
YouTube

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

質問・コメント

コメントする

CAPTCHA


目次